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マネーフォワードからやよいの青色申告 オンラインへ。何を移せる?

公式資料確認:2026年10月6日

マネーフォワード クラウド確定申告から、やよいの青色申告 オンラインへの乗り換えを考える個人事業主へ。公式の移行手順は、まずマネーフォワードの仕訳を「弥生インポート形式」で書き出す方法です。仕訳のファイルだけで期首残高や固定資産まで移ったと考えず、移すデータを分けて確かめましょう。

この記事は両社の公式サイトから独立したナギワークスの編集記事です。製品を契約・操作して移行を試した体験談ではありません。この記事にアフィリエイト広告リンクはありません。個別の仕訳や税区分の正しさを判定する記事でもありません。

先に答え:案内されているのは仕訳の書き出し

弥生公式のマネーフォワードからの移行手順は、マネーフォワード側の[他社ソフトデータの移行]で[弥生会計]を選び、仕訳をエクスポートするよう案内しています。行き先が「やよいの青色申告 オンライン」でも、書き出し元の画面では[弥生会計]という表示を選ぶ点に注意してください。

この案内が扱うのは仕訳です。弥生側の[弥生データのインポート]手順では、弥生インポート形式に従った取引データと期首残高データを別々に取り込めます。ただし、上のマネーフォワードの仕訳書き出しを行うだけで、期首残高のファイルまで用意されるとは案内されていません。

次の表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで隠れた列を確認してください。

移行前に分けて確認するデータ。この表は仕訳以外の自動移行を保証しません。
データ公式手順で確認できること乗り換え前に残る確認
仕訳マネーフォワードから弥生インポート形式で書き出し、弥生の取引データ取込画面で確認する。出力期間・勘定科目の指定と、取込対象外になる取引がないか。
期首残高弥生には、条件に合う期首残高ファイルの取込手順がある。元の残高資料を別に用意し、弥生側でどう設定するか。仕訳ファイルと混同しない。
固定資産の情報弥生のデータ取込手順は、固定資産情報をインポートできないと明記している。元の固定資産資料を控え、弥生での登録方法を別に確認する。

最初にマネーフォワード側のプランと出力範囲を確かめる

マネーフォワード公式の仕訳エクスポートガイドが対象に挙げるクラウド確定申告の契約は、パーソナルプランとパーソナルプラスプランです。別のプランや無償利用状態で同じ操作ができるとは、このガイドから判断できません。今の契約と画面に機能が表示されるかを先に確認してください。

移す年度も先に確認します。弥生の過去データに関する公式FAQは、通常、当年と前年の2年分が取引入力・インポートの対象で、前々年以前は対象外と案内しています。契約時期による例外も同FAQにあるため、実際の入力可能期間を画面で確かめてください。

  1. 移したい年度と期間を決め、元データは編集せず残します。別年度の仕訳を同じファイルに混ぜないよう、対象期間を控えます。
  2. [各種設定]>[他社ソフトデータの移行]>[弥生会計]で「仕訳をエクスポート」を選びます。
  3. 「書式」は弥生インポート形式を選び、出力期間・勘定科目・並び順などを確認します。
  4. 出力後は[ストレージ]でファイルを確かめ、ファイル名、対象期間、出力時の科目指定を記録します。

この流れは公式ガイドの手順を、確認すべき点ごとに整理したものです。ファイルを出力できても、弥生側で全取引を取り込めると決まったわけではありません。取込画面に対象外の取引が出たら、表示された理由と元の取引を照らしてください。

弥生側では、除外される取引を見てから取込を始める

やよいの青色申告 オンラインでは、[高度な機能]>[弥生データのインポート]からファイルを選びます。弥生の公式手順は、未登録の勘定科目を既存科目へ変換するか新規追加するかを選び、取り込めない取引の「理由」を確認してから、[インポート開始]へ進む流れです。

取込前の画面で立ち止まる2か所

科目の「登録対象外」
弥生の案内では、その科目を使う取引は取り込まれません。名前だけ似た別の科目に置き換えず、元の科目の意味を確認します。
取り込めない取引の「無視して次へ」
表示された取引は取り込まない操作です。理由と対象の取引を控え、必要な修正方法を確認してから進みます。

完了後、単純な取引は[かんたん取引入力]、複合仕訳は[仕訳の入力]で確認するよう弥生が案内しています。同じ取引ファイルを再度取り込むと上書きではなく重複します。結果を見ずに再実行しないでください。

期首残高と固定資産は別に確認する

仕訳の出力・取込だけで残高が合うかは判断できません。元ソフトで対象年度の期首残高が分かる資料を用意し、弥生の期首残高のインポート手順または[残高の設定]手順を確認してください。弥生インポート形式に合う期首残高ファイルがある場合も、仕訳とは別の取込です。

固定資産についても、弥生のデータ取込手順は固定資産情報を取り込めないとしています。固定資産の資料を別に残し、公式の登録案内に沿って確認します。科目や税額の対応を資料から決められない場合は、両社のサポートや会計の専門家へ相談してください。

「完了」と表示されても、対象期間の全仕訳と残高を照合する

数件の抜き取りだけでは、別の仕訳の欠落や重複は見つかりません。以下は公式の検索・帳簿ダウンロード・残高試算表の機能を使った照合手順です。両製品の画面を実際に操作した結果ではなく、全量を確認するための編集上の手順です。

まず押さえる4段階

  1. 対象年度を決め、元の仕訳帳と取込前の弥生の帳簿を保存する。
  2. 元の仕訳件数と、弥生の取込前後の増加件数・除外件数を記録する。
  3. 件数だけで終えず、移った仕訳の内容を元の記録と全件照合する。
  4. 期首と期末の主要残高を、同じ期間・表示条件で比べる。
  1. 範囲を固定する。同じ会計年度と開始日・終了日を決め、マネーフォワードの出力では対象にする勘定科目を絞らないよう確認します。弥生にその期間の仕訳が既にある場合は取込前の仕訳帳を保存し、移行中は別の仕訳を追加しません。前後の差を取るための基準にします。
  2. 元の仕訳件数を控える。マネーフォワードの[仕訳帳]の検索で年度と開始日・終了日を指定し、検索結果の仕訳件数を控えます。元の仕訳帳も保存し、出力対象がその全件を含むか確認します。複合仕訳は1件として扱い、CSVの物理的な行数を仕訳件数にしません。
  3. 除外を記録する。弥生の取込前画面で、勘定科目を「登録対象外」にしたことで外れる仕訳と、「無視して次へ」で外す仕訳を元の仕訳と照合して控えます。同じ仕訳を二重に数えず、除外件数と理由を残します。意図しない除外が1件でもあれば、取込完了とはせず原因を確認します。
  4. 増えた仕訳を全件突き合わせる。弥生の[仕訳の入力]から対象期間の仕訳帳をExcelで保存し、取込前の帳簿との差から今回増えた仕訳を取り出します。元の対象仕訳と、日付・借方/貸方の科目と金額・摘要など、対応する項目を全件比較します。科目名を変換したものは対応表に記し、同じ内容の仕訳が複数あればその回数まで照合します。代表例だけの確認や件数一致だけで終えません。
  5. 期首と期末の主要残高を比べる。元の残高資料と、マネーフォワードの残高試算表、弥生の[レポート・帳簿]>[残高試算表]で、同じ年度の期首と同じ終了日時点を揃えます。現金、普通預金の口座別残高、売掛金、買掛金・未払金など、実際に使う主要科目を科目の対応表に沿って一つずつ照合します。弥生では日付と確定申告の自動仕訳を含めるかなどの表示条件を指定できるため、比較条件も控えます。

代表取引を先に見るなら、たとえば「4月10日、借方・普通預金5,000円/貸方・売掛金5,000円」という架空の仕訳を一つ選び、日付、両側の科目、金額が移行先にもあるか調べます。この仕訳は照合方法の説明用で、実際の取引の仕訳を指示するものではありません。この1件が合っても、残りの仕訳の確認は省けません。

件数と残高の表に加え、仕訳1件ごとの対応メモも残します。下の欄をコピーして手元で使い、取込後の仕訳と元の仕訳を一つずつ対応させてください。製品の出力に仕訳IDがない場合は、元の帳簿で行番号を控えるなど、自分で識別できる番号を付けます。

元の仕訳ID・行番号:____ 日付:____
借方の科目・補助科目・金額:____
貸方の科目・補助科目・金額:____
摘要:____ 移行先の仕訳ID・行番号:____
判定:一致 / 除外 / 差あり 差・除外の理由:____

複合仕訳は一つの仕訳内の借方・貸方の各行を追記し、合計金額だけで一致としないでください。同じ内容の仕訳が複数ある場合は、出現回数まで突き合わせます。

集計表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで隠れた列を確認してください。

対象期間全体の照合欄。数値と差の理由は自分の帳簿から記録します。
照合項目元の記録移行先・除外の記録完了の判定
対象期間の仕訳マネーフォワードで検索した仕訳件数弥生の取込後件数から取込前件数を引いた増加件数。複合仕訳は1件で数える。元の仕訳件数=増加件数+重複なく数えた除外件数。さらに全仕訳の内容と出現回数が一致する。
除外・未取込元の仕訳ごとの日付・金額・科目「登録対象外」「無視して次へ」の件数、対象、理由意図しない除外は0件。理由を確認できない仕訳を残さない。
期首の主要残高期首資料の科目別金額弥生の期首残高・残高試算表の同じ科目科目と補助科目の対応を揃え、各金額が一致する。
期末の主要残高同じ終了日時点の科目別金額弥生の残高試算表の同じ時点・表示条件主要科目ごとの差額が0。差が残る場合は原因を記録し、未完了とする。

件数の架空例では、元が12件、除外が1件、弥生の増加が11件なら「12=11+1」です。それでも、1件の欠落と別の1件の重複があれば件数だけは一致します。上の全件比較で両方を見つけます。

たとえば同じ年度末の普通預金が元ソフトで12万円、弥生で11万8千円なら差は2千円です。これは照合のための架空例です。差額と同じ仕訳をすぐ追加せず、まず期間、期首残高、取込時に除外した取引、科目の変換を順に見直します。取引の会計処理そのものは元資料を基に判断してください。

完了とする条件:対象期間の全仕訳について件数と内容の対応が取れ、意図しない除外・重複がなく、期首と期末の主要残高が一致することです。差が残るときは未照合として記録し、同じファイルをそのまま再インポートしないでください。

乗り換える前に残る疑問

仕訳ファイル一つで乗り換えは終わる?
マネーフォワードの案内は仕訳の書き出しです。期首残高、固定資産の情報、科目の対応を別に確認し、最後に同じ時点の数字を照らします。
自分のプランで書き出せる?
公式の仕訳エクスポートガイドはクラウド確定申告のパーソナル/パーソナルプラスを対象にしています。契約中のプランと画面で利用可否を確認してください。
弥生へ移った後の料金やサポートは?
弥生公式の料金・プランで現在の条件を確認します。初年度の対象条件、更新後の費用、サポート範囲は申込前のプラン確認記事でも整理しています。この記事から広告主への成果リンクは置いていません。

元ソフトのプランで出力できない、弥生側で取り込めない取引がある、期首残高の資料がない場合は、移行結果を確定させる前に該当する公式手順とサポートで確認してください。

確認した公式資料

公式資料確認日:2026年10月6日。画面、プラン、移行できる範囲、料金は変更される場合があります。