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BASEとShopify、
経理資料でどう選ぶ?

最終確認:2026年10月8日

ネットショップを始める前に「注文は集計できても、月末に手数料と銀行入金が合わないのでは」と迷う店主へ。両サービスとも注文と入金を別の資料で追います。先に決めるのは、使う決済方法と、帳簿づけで残したい資料です。BASEなら注文・発送済み売上・振込申請を、Shopify Paymentsを使うならShopifyの注文・決済取引・支払い取引を分けて確認できます。

この記事はBASE株式会社、Shopifyと独立した編集記事です。両サービスを実際に利用して比較した体験談ではありません。紹介する表は公式資料から作った確認用の整理で、会計ソフトへの取込可否や税務上の処理を保証しません。この記事にアフィリエイト広告リンクはありません。
左右二つのネットショップから、注文・手数料・入金の別々の書類が帳簿へ集まる図解
注文票と入金票は別の資料。どちらのサービスでも、この二つを混ぜずに残すことが月締めの出発点です。生成した説明用イラストです。

結論:CSVの有無だけでは決まらない

BASEの公式ヘルプは、注文データダウンロード Appと、発送済みの売上・振込申請を別々のCSVとして出す売上データダウンロード Appを案内しています。Shopifyの公式ヘルプも、注文CSVと、Shopify Paymentsを利用した場合の支払いに含まれる取引CSVを別に案内しています。

両方にCSVがある以上、「CSV対応だからこちらが経理向き」とは決められません。①注文と商品明細、②売上と手数料、③一つの銀行入金を構成する取引の三層を、実際に使う決済方法で追えるかを確認します。注文日の合計と銀行の入金額を直接比較しないことも共通です。

比べるのは「ファイル名」より、答えられる問い

次の比較表は左右にスクロールできます。右端の「選ぶ前の注意」まで確認してください。

2026年10月8日に確認した公式資料にもとづく、出力資料の使い分け
帳簿づけでの問いBASEで確認するものShopifyで確認するもの選ぶ前の注意
何が何点注文された?注文データダウンロード App。注文ID、商品、数量、送料など注文CSV。注文番号、商品行、数量、注文合計などShopifyでは一つの注文の商品が複数行になる。CSVの行数を注文数としない
手数料を引く前後の金額は?売上データダウンロード App の「売上」。発送済み売上、決済手数料、サービス利用料、売上残高計上額など注文CSVに加え、決済の取引履歴や、Shopify Payments利用時は支払い取引CSVの Amount・Fee・Net などBASEの「売上」は発送済みの期間。Shopifyの注文と支払いも同じ日付・同じ合計とは限らない
銀行の入金1件は何の合計?「振込申請」CSVで振込申請額、振込手数料、実振込額。売上残高の動きは「入出金履歴」CSVShopify Payments利用時は支払いを一つ選び、含まれる取引をCSV出力。銀行明細と照合Shopifyの別の決済サービスの入金は、その提供者の明細も必要
毎月いくらかかる?スタンダードプランは初期・月額費用0円。販売時の決済・サービス利用料などは別選ぶサブスクリプションプラン、決済方法、アプリなどの費用を確認料金表示は変わり得る。BASE公式料金とShopify公式料金を申込時点で照合する

BASEの「売上」CSVは発送済みの売上が対象で、注文日だけで切った一覧ではありません。Shopifyの注文CSVは商品が複数ある注文では追加の商品が別行に出ます。また、Shopify Paymentsの支払い取引CSVはその決済サービスの支払いを調べる資料です。外部の決済サービスを使う構成まで含めて一つのCSVで照合できるとは判断しないでください。

開店前に埋める「月締め資料」チェックシート

申込画面で機能を眺めるだけだと、後で欲しい資料を見落とします。自分の販売方法について、次の五行をメモに転記してください。空欄が残る箇所を、公式ヘルプや利用予定の決済サービスに確認します。

記入する五行

  1. 商品・数量:注文番号と商品行をどの出力で残すか → ____
  2. 売上と手数料:差引前の金額、手数料、差引後の金額をどの資料で確認するか → ____
  3. 銀行入金:入金1件に含まれる取引を、どの資料で追うか → ____
  4. 例外:返金・キャンセル・月またぎの入金をどの資料で確認するか → ____
  5. 費用:月額固定費、決済・サービス利用料、アプリ費、振込関連費を、どの公式画面で確かめたか → ____

費用を比べるときは、月額固定費 + 実際に使う決済方法の手数料 + 有料アプリ・追加機能の費用 + 振込に関係する費用を同じ想定注文数・客単価で並べます。料金表の最安表示だけを取り出さず、利用予定のプランと決済方法で確認してください。

判定点は「注文1件から銀行入金1件まで、同じ取引を追うための資料が書けるか」です。開店前に実データがない項目は「未確認」と残してください。最初の実際の取引と入金が発生したら、この五行で照合し、合わない場合は決済の状態、発送日、返金、ほかの注文を含む振込へ戻ります。架空の注文や不自然な購入を作って確認する必要はありません。

どちらを先に調べるか、三つの分岐

「固定の月額費用を抑えて、小さく始めたい」
BASE公式料金ではスタンダードプランの初期費用と月額費用が0円と案内されています。まずBASEを候補にし、販売時と振込時の費用、欲しい出力項目まで確認します。0円は取引全体の費用が0円という意味ではありません。
「Shopify Paymentsの支払いごとに取引を追いたい」
Shopifyの公式ヘルプは、特定の支払いに含まれる取引CSVの出力を案内しています。Shopify Paymentsを使う予定なら、注文CSVと支払い取引CSVの二つを候補として確認します。月額料金と決済手数料も別に計算します。
「外部決済、複数の入金経路を使う」
決済の種類ごとに振込元と明細が変わります。Shopify Paymentsの出力だけで外部決済分も説明できるとは考えず、利用する各決済サービスの公式明細を確認します。BASEでも注文・売上残高・振込を分けて残します。

販売方法、商品管理、店舗デザインなどの要件も最終選択には必要です。このページの判断軸は、毎月の記録を取り出せるかに限っています。会計ソフトへの自動連携やCSV取込は、使用する会計ソフトの仕様も別に確かめてください。

申込前に残りやすい疑問

「注文CSVさえあれば、銀行入金まで分かる?」
分かりません。BASEは振込申請、Shopify Paymentsは対象の支払いに含まれる取引を別に確認します。一つの振込に複数注文や手数料・返金が関係する場合があります。
「BASEなら手数料はかからない?」
スタンダードプランの月額費用0円と、販売時・振込時の費用は別です。公式料金で自分が使う決済方法とプランを確認してください。
「出力CSVをそのまま外部に送ってよい?」
両社の注文CSVには購入者の氏名・住所などの情報が含まれ得ます。集計を依頼するなら必要な列を決め、個人情報を含む原本の共有範囲を先に確認してください。

帳簿で何日を売上日とするか、どの勘定科目にするかは取引や会計方針によります。この記事の比較表だけで税務上の答えは確定できません。

確認した公式資料

資料確認日:2026年10月8日。プラン、手数料、利用できる決済方法、管理画面やCSVの項目は変更される場合があります。申込時点の公式画面で再確認してください。