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決算書の金額が想定と違うとき|科目から元仕訳までたどる順番
最終確認:2026年10月6日
決算書を見て「売上が多すぎる」「経費が少ない」と感じたら、いきなり申告書の数字を書き換えず、どの科目・どの月・どの仕訳が差を生んだかを探します。数字をさかのぼる順番を決めておくと、修正箇所を絞れます。
決算書 → 科目 → 月 → 仕訳の順にたどる
マネーフォワードの公式ガイドは、決算書の金額が想定と異なる場合、残高試算表、推移表、総勘定元帳・補助元帳で確認する方法を案内しています。まず「どの数字がいくら違うか」を具体的にします。前年より多いという印象だけでは、誤りか事業の変化か区別できません。
残高試算表で該当科目の金額を確認し、推移表で月ごとの増減を見ます。特定の月だけ大きく跳ねていれば、その月と科目に絞って総勘定元帳を開きます。公式ガイドも、ある月の荷造運賃が通常月の2倍になっている例から、元帳で二重計上を探す流れを示しています。
差額を一枚の記録表にする
例えば「通信費が見込みより18,000円多い」と感じた場合、まず年間の通信費を残高試算表で確認します。推移表で、どの月が予定より大きいかを特定します。その月の総勘定元帳を開いて、同日同額の記録や本来別科目のものがないか領収書と照合します。これは調査の例であり、18,000円を自動で誤りと判定する方法ではありません。
表は横にスクロールできます。
| 段階 | 画面 | 記録すること |
|---|---|---|
| 1. 科目 | 決算書・残高試算表 | 対象科目、表示額、想定額の差 |
| 2. 月 | 推移表 | 突出した月、前年との差 |
| 3. 取引 | 総勘定元帳・補助元帳 | 日付、金額、摘要、元資料 |
| 4. 処置 | 仕訳帳 | 修正候補と理由、確認後の金額 |
「想定額」には、何を根拠にしたかを書き添えます。前年の決算書、請求書の集計、通帳残高など、比較元が違えば差の意味も変わります。
重複と預金残高も別の角度から確かめる
公式ガイドは仕訳帳の「重複チェック」を使う確認を案内しています。ただし候補が出たことと誤登録の確定は別です。取引資料で二重計上かを見ます。普通預金の金額が疑わしい場合は、通帳の年末残高と現預金出納帳の残高を比べ、合わなければ対象月を狭めて調べます。
修正後は元帳だけでなく決算書を再出力し、問題とした科目の金額が意図した状態になったかを確認します。完了条件は、差額の原因となる仕訳または根拠のある事業上の変動を特定し、元資料と決算書の数字を説明できることです。
参考にした公式資料
資料確認日:2026年10月6日。画面や仕様は変更される場合があります。記事はマネーフォワード社の監修を受けていません。