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BASEの売上CSVから、1注文の手残りをどう計算する?
公式資料確認日:2026年10月20日
BASEの売上CSVを開くと「売上残高計上額」は分かります。それでも「仕入れた商品を1個売って、いくら残ったか」は、その列だけでは分かりません。まず注文IDで販売した商品と個数を確認し、売上残高計上額から、その注文に対応する仕入れ1個分と自店が別払いした発送・梱包費を一度ずつ引きます。 BASEの決済手数料を売上残高計上額からもう一度引かないことが大切です。
この記事の目次

この記事の「手残り」が示す範囲
ここで計算するのは、1注文に結びつけられる収入と支出だけを並べた概算です。家賃、月額プラン、有料アプリ、広告費、振込手数料、税金などは別です。会計上の粗利益、確定申告上の利益、銀行への実振込額とも一致するとは限りません。まず「この注文を売るために、分かっている費用はいくらか」を見るための表と考えてください。
注文CSV・売上CSV・仕入れ明細を分ける
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。
| どこで確認するか | 使う情報 | 注意点 |
|---|---|---|
| BASE注文データダウンロード App | 注文ID、商品名、数量、注文の送料、発送状況 | 商品が複数ある注文では、同じ注文IDの各商品を合計する。ここだけでは決済手数料や仕入れ支出は分からない。 |
| BASE売上データダウンロード Appの「売上」 | 注文ID、購入者支払金額合計、BASE手数料、売上残高計上額、かんたん発送の送料欄 | 「売上」には対象期間に発送済みのデータが出る。売上残高計上額を起点にする場合、既に反映された手数料を再度引かない。 |
| 自店の仕入れ・配送・梱包の記録 | 購入した個数、仕入れ総額、仕入れ送料、販売済み分、外部配送業者への支払い | BASEのCSVに自店の卸仕入れ金額は自動で入らない。請求書や発注履歴と照合する。 |
BASEの「注文データダウンロード App」は、公式案内ではスマートフォン環境に対応していません。注文CSVを取得する操作はパソコンの管理画面で行ってください。
Buyer’s Portなどロット仕入れのサイトを使う場合、仕入れ価格は販売する商品の実際の注文条件で確認してください。Buyer’s Portの公式ガイドでは、卸価格は会員登録後に表示され、購入はロット単位、仕入れ送料は数量と届け先地域で変わります。公開情報だけから商品ごとの利益を決めることはできません。
架空の1注文を計算する
説明のため、ある商品を6個12,000円(税込)で仕入れ、仕入れ先からの送料が600円(税込)だったとします。6個とも販売可能で、ほかの費用を仕入れ単価に配分しない設定なら、1個相当の仕入れ支出は (12,000円 + 600円) ÷ 6個 = 2,100円 です。未販売の残り5個分を、この1注文へまとめて載せません。これは管理用の単純な配分例で、在庫の会計処理を指示するものではありません。
その1個について、架空のBASE売上CSVに次の値があったとします。商品代金4,500円(税込)と購入者から受け取る送料500円(税込)の合計で、購入者支払金額合計5,000円。BASEかんたん決済手数料220円、サービス利用料150円、オプション機能利用料0円、売上残高計上額4,630円です。クーポン・返金はなく、BASEのかんたん発送は使っていません。外部配送業者へ600円(税込)、梱包材へ100円(税込)を自店が別払いした設定です。例ではすべて税込の支払額でそろえています。これらの数字は架空例であり、現在の料金プランの見積りや実際のCSV行ではありません。自店の表でも税込・税抜を混在させず、同じ基準で比べてください。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。
| 計算する順 | 架空の金額 | 二重計上を防ぐ確認 |
|---|---|---|
| BASEの売上残高計上額 | 4,630円 | 決済手数料220円とサービス利用料150円をもう一度引かない |
| 販売した1個分の仕入れ支出を引く | −2,100円 | 6個ロット全額を1注文に載せない |
| 外部配送業者への別払いを引く | −600円 | 配送業者へ実際に支払った600円を引く。受取送料500円との差額100円をここで引かない |
| 梱包材の別払いを引く | −100円 | ほかの費用と重ねない |
| この例の注文別概算手残り | 1,830円 | 共通費、振込費用、税、返品などは未反映 |
式は 4,630 − 2,100 − 600 − 100 = 1,830円 です。購入者が払った送料は売上側に含まれる一方、配送会社への支払いは別です。BASEのかんたん発送を利用した注文では、売上CSVの該当送料欄と売上残高への反映を先に確認し、控除済みの費用を重ねて引かないでください。
クーポン・返品・振込がある場合
- クーポンがある注文: 売上CSVは「購入者支払金額合計」と「手数料算出対象合計」を分けています。後者にはBASE負担クーポンが加算されるという公式の項目説明があります。購入者支払額だけを手数料計算の基準と決めつけず、実際の行の売上残高計上額を確認します。
- 発送後キャンセル・返金: 売上CSVには条件により「発送後キャンセル売上」が別出力されます。キャンセルできずショップが購入者へ直接返金する場合、BASE公式案内は、決済が発生した手数料をBASEが返さないと説明しています。通常販売の1,830円をそのまま利益とせず、実際の返金額、返送費、商品の状態を別記録で反映します。
- 銀行への振込: 売上データダウンロード Appの「振込申請」CSVには振込手数料・事務手数料など別の列があります。注文ごとの売上残高と月内の振込を混ぜず、月次の費用として別に集計します。按分が必要なら自店の一貫したルールを決め、同じ費用を二度数えません。
自分の注文で確かめる順番
- 注文CSVで注文ID、商品と数量、発送状況を確認する。
- 同じ注文IDを発送済みの売上CSVで探し、売上残高計上額と、決済・サービス・オプション料、かんたん発送送料を確認する。
- 仕入れ明細から販売した商品の1個相当額を計算する。ロットの送料・販売可能個数が確定していなければ「未確認」とし、利益を確定値にしない。
- 外部配送、梱包、返金など、BASEの売上残高へまだ反映されていない支出だけを差し引く。
- 月次の振込手数料、月額料金、広告費などは別表で確認する。最後に同じ注文の費用を二度引いていないか見直す。
注文CSVには購入者の氏名・住所・連絡先も含まれます。採算を照合するために別表へ保存・共有する際は、注文ID、商品、数量など必要な列だけに絞り、購入者情報を記事や外部サービスへ載せないでください。
確認した公式資料
- BASE:売上データダウンロード App(売上・振込申請CSVの項目、発送済みデータ)
- BASE:注文データダウンロード App(注文ID、商品、数量、発送状況)
- BASE:購入者への返金(キャンセル不可時の返金、手数料)
- Buyer’s Port:ご利用ガイド(会員後の価格、ロット、仕入れ送料)
資料確認日:2026年10月20日。BASEや仕入れ先の条件、CSV項目は変更され得ます。実際の注文では最新の公式説明と自店のデータを確認してください。