ホーム / 売上CSVを取り込む

Guide / CSV

freeeに売上CSVを取り込む前に。注文・返金・入金を見分ける

最終確認:2026年10月5日

ECサイトから売上CSVをダウンロードした。でもfreee会計では、どの取込方法を選べばいいのか。返金や取消を含むファイルを、そのまま入れてよいのか。この記事では4行の架空注文を使い、元データの読み方から取込後の照合まで順に確認します。

この記事はfreee株式会社とは独立したナギワークスの編集記事で、製品の使用体験談ではありません。表は説明用の架空データです。現在、この記事にアフィリエイト広告リンクはありません。

先に見るのはCSVの拡張子ではなく、中身

注文ID・商品・返金額の列がある
まず売上の元データとして整理します。注文単位か商品明細単位か、取消・返金を別行にしているかを確認します。
銀行口座やカードの入出金の列がある
口座明細として取り込む方法を調べます。すでに登録した売上と同じ入金を、もう一度売上にしないよう対応関係も見ます。
借方・貸方と勘定科目の列がある
仕訳データとしての取込方法を調べます。元の売上CSVを仕訳だと決めつけず、必要な項目を公式手順で確かめます。

freee公式ヘルプも、エクセルインポート、明細アップロード、仕訳インポートなどを元データの形で使い分けています。売上伝票のCSVをエクセルインポートで扱う場合は、Excel形式への変換が必要です。freee公式:データインポートの種類

4行の注文CSVで、何を数えるか

まず注文IDを見ます。1行が1注文なのか、1商品なのか、入金1件なのか。たとえば1注文に複数商品があれば、商品明細は複数行になりえます。

次は自作の架空表です。実在する取引ではなく、freee会計へそのまま投入できる形式でもありません。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。

説明用の架空注文データ
注文ID状態注文時金額返金額
A001完了5,000円0円
A002完了・一部返金3,500円1,000円
A003完了・全額返金2,000円2,000円
A004取消4,000円0円

この例で「完了した注文の金額から、その注文の返金を引く」と決めるなら、対象の注文IDはA001〜A003の3つ。注文時金額5,000円+3,500円+2,000円=10,500円、返金1,000円+2,000円=3,000円、差は7,500円です。A004の4,000円は取消として含めません。この3注文・7,500円を、後で照合するために控えておきます。実際の計上時期や会計処理は取引資料をもとに確認してください。

取り込む前の確認表

表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。

確認すること手元のデータで見る場所分からなければ
対象期間と基準日注文日・売上日・入金日の列どの日付で期間を切るか決める
1行の単位注文ID・商品ID・入金ID重複行と明細行を区別する
取消と返金状態列・返金額・返金日売上額と返金額を別に照合する
手数料売上総額と振込額の差の内訳決済事業者の明細を確認する
ファイルの仕様文字コード・列名・日付と数値の形式使用する取込方法の公式手順に合わせる

元の管理画面や入金明細と合計を照合し、実データに個人情報が含まれるときは共有する範囲を確認します。ファイル形式についてはfreee公式のCSV/Excelファイル取扱上の注意も参照できます。

売上CSVに記録された取引に対応する銀行入金がある場合は、両方を別々の売上として足さないよう、対応関係を確認します。freee公式は、未決済の売上と後日の入金を結び付ける「消込」を案内しています。実際の処理は取引資料に合わせて確認してください。

元データから、調べる取込方法を絞る

freee公式ヘルプは、データの形に応じて取込方法を分けています。まず次のどれに近いかを見て、必要な列と書式を公式手順で確認します。表だけで取込可否や会計処理を決定するものではありません。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。

手元のデータ先に調べる方法確かめること
売上・売掛などを取引として登録したいエクセルインポートCSVからExcel形式への変換、勘定科目や口座振替の有無
銀行・カードやECサイトの明細を口座明細として扱いたい明細アップロードCSVの列と、取り込み後に「自動で経理」で処理する流れ
すでに借方・貸方を持つ仕訳データがある仕訳インポート必要な勘定科目・税区分などの列と、未決済取引を作れない点

ECサイトの売上CSVでも、明細アップロードとエクセルインポートのどちらが合うかは、元データの内容とfreee上で管理したい単位によって変わります。freee公式の使い分け表で照合してください。売上CSVを取引として登録する場合は、freee公式のエクセルインポート手順で必要な列と形式を確認します。

取り込んだあと、先ほどの7,500円と照らす

元の管理画面・加工したファイル・freeeに反映された内容を、同じ対象期間で照合します。エクセルインポートを使った場合、freee公式の手順では「インポート履歴」から「登録された取引」と、行ごとの結果が分かる「対象一覧」を確認できます。freee公式:インポート後の確認手順

上の架空例なら、加工したファイルでA001〜A003の注文と返金を対象にし、A004を含めていないか。freeeに反映された金額との対応を見ます。表示される取引件数は取込方法やまとめ方によって変わるため、元CSVの4行と画面の4件を機械的に比べません。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動し、左右の矢印キーで確認できます。

架空例の照合メモ。freeeで実際に取込テストをした結果ではありません
確認する数字・状態この例での見方違った場合に元データで探すこと
注文時金額の対象A001〜A003の10,500円取消のA004が入っていないか、対象期間がずれていないか
返金を反映した差額10,500円−3,000円=7,500円10,500円のままなら、A002・A003の返金を見落としていないか
取消を含めた場合返金後でも11,500円になる7,500円との差4,000円がA004の金額と一致するか
後日の入金注文の売上と入金が同じ取引に対応するか確認入金を新しい売上として重ねていないか、明細との対応を調べる

数字が違うときは、差額と一致する注文IDや返金額を探すと、原因を絞り込めます。上の金額は説明用の計算であり、freeeの画面表示や仕訳が必ずこの形になるという意味ではありません。取込をやり直す際は、先に取込済みの行を確かめてください。公式のエクセルインポート手順は、同じ行を再度取り込むと重複することを案内しています。

まだ契約前なら、自分のCSVと公式サンプルを比べる

freee公式のエクセルインポート手順には、収入取引データのサンプルファイルがあります。手元のCSVと並べ、日付・金額・返金や取消の情報をどの列から用意できるか確認してください。今回の4行のように、取消を除外する前提や返金の扱いが決まっていなければ、先に元データの意味を確かめます。サンプルと列を比べるだけで取込可否は確定しませんが、足りない情報と加工が必要な箇所を見つけられます。

そのうえで、必要な機能・支払い方法ごとの料金・サポートを公式料金表で確認します。料金や対応機能は変わりうるため、固定額をこの記事には載せていません。

仕訳や税区分の判断が必要なら、実際の資料をもとに確認してください。料金と対応機能は変わることがあるため、申込時の公式表示を優先してください。

参考にした公式資料

資料確認日:2026年10月5日。仕様・料金は変わることがあるため、申込時は公式サイトの表示を確認してください。